昨日は本当に暖かで4月中旬から下旬並みの過ごしやすい陽気でしたね。
都内の桜が満開になったとの便りも届きました。
今夜は北風が冷たく感じられるようになるとの事でしたから、夜桜現物は暖かな服装の方がよさそうです。
さて、もうすぐ4月。
入社式の準備をされているところも多くあるのではないでしょうか。
今、世間は売り手市場と言われ、52%の人が当初より第一志望の企業に入社していると言います。
新しく入社される方は、社会貢献がしたい、専門性を身に付けたい、接客したい……など、期待値が上がって入社してきますが、厚労省の調査では3年で3割、1年で1割以上の人が辞めてしまうという結果が出ています。
実は入社して一年以内に辞めてしまう人が結構いるのが現状です。
退職を決めるのは色々な理由があるようですが、退職を考えたきっかけ、トップ3は給与、評価・人事制度、残業などの働き方があがっており、25歳以下の第3位には「やりたい仕事ではなかった」が浮上しています。
特に若手社員は入社後のギャップに原因があるといえそうですね。
新しく入社する方は人事の担当者が採用のための活動をして、選ばれた人材を入れるようにはしているはずです。
それでも全ての新入社員が長く勤務してくれるわけではないのです。
入社後転職を考える人は、仕事内容、社風、キャリアパス等に、ギャップを感じている人が多くいるという結果が出ていました。
入社はしてみたものの、社内体制や業務内容に大きな不満を持ったり、上司や同僚など人間関係で悩みを持っているということもあります。
採用する側も入社する側も時間をかけて選び、選ばれた人材ですから、長く働いていただきたいものですよね。
そのためには、不安や不満を一つずつ解消していく事、つまり新入社員のケアは、とても重要です。
そして新入社員に対して基本的なビジネスマナーを教えたり、経営者の方針を理解してもらうための研修制度を導入されている企業も多くありますが、その目的と目的に合った内容になっているかをしっかりと見直す事も重要です。
研修だけではなく、OJTを通じて指導していくような仕事の面でのサポートに重点を置く制度をエルダー制度といいますが、新入社員には仕事上の悩みなどを打ち明ける事はできません。
そんなときはメンター制度が効果的です。
メンター制度とは仕事面ではなく、仕事の精神的な悩みや人間関係、キャリア形成のサポートをする制度です。
サポートを受ける若手社員はメンティーと呼ばれ、サポートする人をメンターと呼び、同じ部署の人や業務上の関係者以外の人をつけます。
実際どのように導入するかは、企業独自のマニュアルを作成されているところもありますが、厚生労働省からロールモデル普及マニュアルも出ていますので参考にできます。
メンターになる事でサポートする社員も成長する事ができます。
メンティーが辞めずに成長できる、そしてメンターも成長できる仕組みが企業を強くしていきます。
メンターになると業務負荷は多くなりますので、しっかりと評価する仕組みも大切です。
新人研修をはじめとする社員研修などの従業員育成には、計画書を作成して申請することで助成金を受けることができます。
実際に導入する際や、新入社員研修の見直し等、是非お気軽にお問い合わせください。
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